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運動しないと老化するのか?

公開日:
2022-02-28

みなさんこんにちは。MYSELFの小塚です。

運動しないより運動をしたほうが良いという考えはかなり広まってきたと思います。
ただ、なかなか一人で継続して行うことの難しさや、わかっていてもつらいことはできないなどの理由で実際継続できている人は少ないと思います。

今日は神経学者ウェンディスズキさんのお話をもとに進めていきたいと思います。

https://digitalcast.jp/v/26492/

ウェンディスズキさんの研究から、運動が脳に与える効果について語ってくれています。その中で
「たった一回の運動でも脳内の神経伝達物質が増加し気分が良くなる、前向きになるなどの効果が2時間維持する」というお話がありました。

自分自身、疲れていて練習に行きたくないなと思っていても、行ってしまって動き出すと気持ちが上がり、練習後には練習前より仕事の悩みに、問題、課題に対してよい意味でポジティブにとらえれることがあったのを覚えています。

そして、その効果は一過性でなく、毎回訪れたのです。

継続的に運動を行っている人は、海馬、前頭葉皮質の働きが強くなり、脳の構造や、機能を変化させることが明らかになりました。
海馬が記憶をつかさどる器官ということは、みなさんも聞いたことがあるんでないでしょうか?

運動することによって、記憶力や、思考能力が上がる可能性があるのです。
受験に向けて勉強するだけでなく、運動も取り入れることにより集中力が増した報告もあります。
まだ解明されてはいませんが、認知症に対しても影響が出るかもしれないとのことです。

身体だけの問題で言えば、人間の筋力は20代から30代でピークが訪れてそこからは低下を始めていきます。
筋力が低下する割合は、50代以降が大きく、急に足腰に痛みが出るようになったり、身体がだるくなったりと、ジムのお客さまからの声がありました。

老化は足腰からくるというのは事実で、上半身より下半身のほうが年齢に伴う筋力の低下が大きいのです。
そして股関節屈曲筋より股関節伸展筋のほうが硬くなりやすいといわれています。
こうなってくると、足を持ち上げることが困難になります。
そのせいもあり、年齢が進むにつれて転倒のリスクも上がってくるのです。

簡単な対策としては、ウォーキングになってしまいますが、週に一回では足りないと経験上思います。

ジムで週1回のお客さまと週2回のお客さまで、毎回行うメニューで比べると週2回の方は広がりつつあるのが感じられるのですが、週1回の方はなかなか広がらないのです。上半身ではそこまでの差が週1回の方と2回の方の差はそれほど感じませんでした。

そのあたりを加味すると、やはり老化の影響は下半身から出やすいと思います。
しかしながら一番大切なことは継続に尽きます。

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