ホーム ブログ ランニング初心者・中級が実践すべき怪我予防のコツ

ランニング初心者・中級が実践すべき怪我予防のコツ

公開日:
2024-09-15

ランニング・マラソンシーズンに向けて練習を始める皆さん。特に初心者や中級者のランナーの方々へ。この時期に重要なのは、単に距離を走ることではなく、どう走るかを見直すことです。実は、多くのランナーが抱える問題である。「怪我」「慢性的な痛み」は、ほんの少しのフォーム修正で改善できることをご存知でしょうか?アメリカスポーツ医学会は、怪我を予防しながら効率的に走るための実践的なアドバイスを提供しています。マイセルフでもいつも参考にさせてもらってます
これを機に、自分のランニングフォームを見直し、さらに快適に走れるように一歩を踏み出してみましょう。

ランニングフォームを見直すメリット

まず、なぜフォームの見直しが重要なのでしょうか?健康的なランニングフォームは、ランニング中の衝撃を軽減し、筋肉と関節を効率よく使うことができます。これにより、怪我のリスクが大幅に減少します。例えば、足首や膝、腰にかかる負担が少なくなり、長時間走っても体が耐えられるようになります。つまり、正しいフォームを身につけることで、今よりもっと楽しく、そして長く走れるようになるのです。

1.初心者でもできる!簡単にケイデンスを上げる方法

「ケイデンスを上げる」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。しかし、実はとても簡単な方法で改善できます。ケイデンスとは、1分間に行うステップの数のことです。この数を増やすだけで、膝への負担が軽減され、ランニングがぐっと楽になります。具体的には、メトロノームアプリを使ってテンポを測りながら走る。または、音楽のリズムに合わせて走るだけでOKです。最初は少し速く感じるかもしれませんが、続けることで体が慣れてきます。これだけで、あなたのランニングフォームは大きく改善されるはずです。

2.腹部を引き締めることでフォームが劇的に変わる

初心者の方に特に試してほしいのが、「お腹を引き締めて走る」ことです。これにより、腰や膝の不安定さを改善し、体全体がスムーズに動くようになります。簡単な練習方法として、日常の中で立っている時や歩いている時にもお腹を意識的に引き締める練習をしてみてください。この意識をランニングにも取り入れることで、体幹の安定感が増します。そして、走りがより軽やかになります。ランニング中にフォームが崩れていると感じた時は、「お腹を少し引っ込めるように」と意識してみてください。

おすすめメニュー

3.「静かに柔らかく着地する」感覚を養う

「柔らかい着地をする」というのは、どのランナーにも有効なアドバイスです。特に初心者にとって大きな効果を発揮します。着地が柔らかくなることで、足や膝にかかる負担が減少し、走るたびに起こる小さな衝撃が吸収されます。簡単な練習として、裸足で芝生や柔らかい地面を軽くジョギングしてみてください。シューズを履いているとわかりにくい衝撃の感覚が、裸足ならよくわかるはずです。この感覚をシューズを履いたときにも思い出しながら走ると、よりスムーズなフォームに変わっていきます。

4.前傾姿勢を少し意識するだけで走りが変わる

走る際の姿勢が少し前に傾いていると、重心が前に移り、足がスムーズに運べるようになります。ただし、前傾が強すぎると腰に負担がかかってしまうので、軽く足首から前に倒す程度が理想的です。「頭から足まで一本の棒が入っているように」と意識してみましょう。これにより、自然なフォームで体全体がスムーズに連動し、ランニングが一段と楽になります。

5.疲れたら無理せず休む勇気を持とう

初心者や中級者のランナーにとって、練習量を増やすことが大切に思われがちですが、体が疲れている時は無理をせず休むことも重要です。疲労が蓄積するとフォームが崩れやすくなり、怪我のリスクが高まります。休むこともトレーニングの一環と考え、計画的に休息を取り入れましょう。そうすることで、より効率的に体を鍛えることができ、長期的に見て大きな成果が期待できます。

まとめ

フォームの修正は、一朝一夕にはできませんが、毎日の意識と小さな練習の積み重ねが大切です。最初は少し意識するだけでも、長い目で見ると驚くほど走りが変わることを実感できるはずです。今日紹介した健康的なランニング習慣を、ぜひあなたのトレーニングに取り入れてください。より快適で安全なランニングライフを楽しむために、今すぐ実践してみましょう!

参考文献

Healthy Running Habits for the DistanceRunner: Clinical Utility of the American College of Sports Medicine Infographic 
著者:Heather K. Vincent, PhD, FACSM Kevin R. Vincent, MD, PhD, FACSM

ひとつ前のページに戻る