ホーム ブログ 筋トレでのレップ速度!速いか遅いか?

筋トレでのレップ速度!速いか遅いか?

公開日:
2024-09-02

ジムに通うと、レップの速度に対する違いを見かけたことがあるかもしれません。ある人はレップを速くこなそうとし、またある人はじっくりとコントロールしながら行います。しかし、どちらがベストなのでしょうか?そして、それは本当に重要な質問なのでしょうか?

この記事では、50歳以上の方が筋トレを楽しみながら効果を最大限に引き出すために、レップの速度について詳しく解説します。最後まで読むことで、あなたのトレーニングに取り入れられる新しいヒントが得られるでしょう。ぜひコメントもお待ちしています!

まずは目標を明確に

「速いレップが良いのか、遅いレップが良いのか?」と考える前に、まずは「自分が何を目指しているのか」を問いかけてみましょう。目的を明確にすることで、最適なトレーニング方法が見えてきます。たとえば、筋力向上、筋肥大、持久力アップなどあなたが目指すものによってレップの速度は変わってくるのです。

ここからは、代表的なトレーニング目的別に紹介します。速いレップと遅いレップのどちらが効果的かを見ていきましょう。

1.動きの習得:スピードを変えてトレーニング

新しいスキルを身につけたい場合や、既存のスキルを向上させたい場合は、動作をいろいろなスピードで行うことが重要です。ゆっくりとしたレップで動きを確認します。そのあと、通常の速度でもフォームが崩れないかをチェックします。最後に、スピードを上げて練習し、実際の動きでのパフォーマンスに備えます。

特に年齢を重ねると、動作のコントロールが難しくなることがあります。さまざまなスピードで練習することが大切です。そうすることにより、筋力と同時に動きの正確性を保つことができるのです。

2.スピードとパワー:速さが重要

スピードとパワーを鍛えるなら、できるだけ速く動くことがポイントです。特にスポーツや日常生活で素早い動きが求められる場面では、このトレーニングが役立ちます。「速く動きたいなら、速くトレーニングする必要がある」とよく言われますが、それが正にこの場合です。

とはいえ、テクニックがしっかりしていることが前提です。適切なフォームを身につけた上で、スピードを意識して練習しましょう。

3.筋力アップ:速さと遅さを使い分ける

筋力アップを目指すなら、速いレップと遅いレップの両方を取り入れることが効果的です。速いレップは筋力を引き出すのに役立ち、遅いレップは筋肉にかかる負荷を増やすことで力を発揮します。例えば、スクワットで下がるときにゆっくり行うことで、筋肉への負荷が高まり、より効果的なトレーニングとなります。

また、レップ中に一時停止を入れることで、筋肉の耐久性を高めることもできます。このようなバリエーションを取り入れることで、筋力向上を目指しましょう。

4.筋肥大:ゆっくり、じっくり

筋肥大、つまり筋肉を大きくしたい場合は、ゆっくりとしたレップが有効です。これは、筋肉に長時間の緊張を与えることで、成長を促すからです。ただし、たまに速いレップを取り入れることで、筋肉への刺激を変えて成長を促進することも可能です。

筋トレを楽しむ50代以上の方には、怪我のリスクを減らしながら効果的に筋肉を鍛える方法として、通常からゆっくりしたペースでのトレーニングをお勧めします。

5.脂肪燃焼:どちらも試してみよう

脂肪燃焼が目的の場合、レップの速度はそれほど重要ではありません。重要なのはカロリーの消費です。しかし、速いレップと遅いレップを組み合わせることで、トレーニングが楽しくなり、長続きする要素となります。変化をつけてトレーニングすることで、飽きずに続けられるでしょう。

6.持久力:目的に応じた速度を

持久力を鍛えたい場合、速さや遅さを適切に組み合わせることが必要です。筋持久力を高めるために、例えば長時間のウォールスクワットを行うことで、筋肉の耐久性を鍛えられます。また、低負荷で多くのレップをこなすことで、筋肉が長時間働けるようになります。

まとめ

最終的には、自分のトレーニングの目的をはっきりとさせ、その目標に合ったレップの速度を選ぶことが重要です。今回のアドバイスを参考に、トレーニングのプランを見直してみてください。そして、もし思うような結果が出なければ、変数を少しずつ調整してみましょう。

ぜひあなたのトレーニングに取り入れて、効果を実感してください。もしこの記事が役立ったら、コメントで感想や質問をお聞かせください!

参考文献

Dr. Andy Galpin is a Professor of Kinesiology at the Center for Sport Performance at California State University, Fullerton. Andy has a Ph.D. in Human Bioenergetics and is the founder of the Biochemistry and Molecular Exercise Laboratory. He’s the co-author of Unplugged with Brian Mackenzie and Phil White, and co-hosts the Body of Knowledge podcast.

ひとつ前のページに戻る