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社会人の大会に向けたピーキング

公開日:
2022-09-19

みなんさんこんにちは。MYSELFの小塚です。

社会人になると、競技の練習に割ける時間が減ります。
仕事があり、練習に参加できない、練習する相手がいない、家族との時間ができた。
理由はさまざまです。

時間が足りない中で、どのように大会に向けて身体の調子を上げていけばよいのか?

今日は、どんなトレーニングメニューをおこなったらよいのか、ではなく
僕が今までトレーニング&トレーニング指導してきた経験をもとに「大会に向けて、一番ジャンプ力が上がるピーキング」のお話をします。

今大会に向けてトレーニングをしているが、目的があいまいになっている方はぜひ、最後までお読みくださいね。

パワー期のトレーニングをどれだけ正しく理解しておこなえるか

ピーキングで一番大切なことは、「トレーニングを正しく理解して、いかに量をこなせるか」です。

各競技微妙に差があるかもしれませんが、トップの選手たちは練習時間とトレーニングの時間は同じなんです。
競技技術で大きな差は生まれずらいが、動くスピードや、跳べる高さは上げていくことができるということです。

なので、パワー期のトレーニングをどれだけ正しく理解しておこなうかが重要になってきます。
パワー期の段階で、フォームを一から覚えておこなうことはおススメしません。

高重量を扱うので、フォームの修正が不可能だからです。

パワー期で意識することは、力の発揮、スピードです。

一旦まとめておきましょう。

  • 正しい動きを理解してからパワー期のトレーニングはおこなう(高重量で回数が少ないトレーニング)
  • フォーム意識ではなく、力の発揮とスピードです。(実際に高重量の時は早くはうごきません。ただ最大限早く動かす努力が必要です)
  • 重さを上げていくだけのトレーニングにならない(せっかっく作り上げてきた身体の連動を失う可能性があります)

以上の点を気を付けてパワー期のトレーニングはおこないましょう。

パワー期の過ごし方で、身体能力は飛躍的にアップします!!

筋肥大と最大筋力を上げていく

筋肥大は持っている筋肉のサイズを上げていくこと、最大筋力は筋肉の出せる力を上げていくと考えていきます。

ここでの一番大切なことは、パワー期のトレーニングを正しく行うために、ここでしっかりフォームと使う筋肉を覚えていくことです。

パワー期に比べて、扱う重量は軽くなる分、フォームの意識をおこないやすくなります。

正しいフォームを意識したまま、回数を繰り返します。

例えば、スクワットを重さを決めて8回繰り返して余裕があれば、メニューの途中でも回数を増やします。

フォームが崩れる一歩手前の回数を繰り返し、筋肉に覚えこませます。


パワー期とは違い、ここでとにかく現状でできる最高のフォームを身体に理解させていきます。

コンディショニング

ここでのコンディショニングは、身体を整えるのではなく、心肺機能を上げるために行います。

トレーニングの量をこなそうにも、心肺機能が先に限界を迎えると、筋肉を追い込むことができなくなります。
試合の後半に力を出し続けるという意味でも、必須なトレーニングになります。

心肺機能を上げるトレーニングは、年中通して行うので、一週間のスケジュールの中から外れることはありません。

プライオメトリックス&アジリティ

この二つも通年通しておこないます。

特にアジリティの部分で、とてもシンプルなインターバル走は効果を出しやすいものですので
走る秒数や、休息時間を変えながらおこないます。

ジムではパワーマックスがあるので、さぼり癖がある方はパワーマックスを使います。

ダイエット

一番見逃しがちになりますが、体脂肪はかなり重要なポイントになります。

高く跳ぶ選手で、体脂肪が15パーセントを超えている選手はほとんどいないと思います。これを聞くと食事を減らして体脂肪を減らそうと思いますが、そうすると筋力が落ちて、逆に体脂肪が増えます。

体脂肪を減らすうえで大切なのが、日ごろから一貫性をもって食事をおこなうことです。
毎日の食事が多かったり、少なかったりと、バラバラだと何の影響で体脂肪が増減したのか、筋肉量が増減したのかがわからなくなります。

まとめ

  • パワー期
  • 筋肥大&最大筋力
  • コンディショニング
  • プライオメトリックス&アジリティ
  • ダイエット

の目的をお伝えしてきました。
パワー期、最大筋力期、筋肥大期は3週から4週ごとに変えていきます。
基本的なメニューの変動はありません。基本的なことを徹底的におこなうことが一番結果が出るからです。

これだけ行えば、筋力が増えて高く跳べることもありません。
さまざまな目的のメニューを日々積み重ねていくことにより結果が出ます。

焦らず、ゆっくり今の自分のトレーニングを見直してみましょう。
わからないことはいつでもご質問ください!!

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